女子ダブルス世界ランク8位の小椋久美子(24=三洋電機)潮田玲子(23=同)組が準決勝で、大会連覇を目指す同2位の高崚、黄穂組(中国)に1−2で敗退。日本勢30年ぶり2度目の決勝進出を逃し銅メダルに終わったが、北京五輪でのメダル獲得に向けて、貴重な収穫と課題を手にした。
あくなき勝利への執念や粘りさえも、世界トップの地力の前にはね返された。日本勢30年ぶりの決勝進出を目前にして散った潮田は「(五輪で)メダルを確実に取るためには、もう1つ勝たないといけない。まだ壁がある」と世界の厳しさを痛感した。
第1Sを先取されたが、第2Sで反撃した。一時は5点差をつけられながら、17−20で迎えた終盤に、一気に4連続得点で逆転。ジュースの応酬を制した。だが第3セットは相手に圧倒され、7連続失点を食らい簡単に勝負を決められた。
課題の終盤の戦い方で弱点を露呈した。「最後は集中力と体力が切れた」と潮田。昨年10月のヨネックスOPでも高、黄組と対戦。1−1で迎えた第3Sに10連続失点で崩れたが、今回も同じパターンだった。
一方で日本協会関係者が「大きな国際大会では8強(止まり)という感じがあった。今回はしっかり4強に進んだ。強豪は勝つ時にしっかり勝てる」と話すように収穫もあった。第4シードの中国ペアが故障棄権する幸運をいかし、格下に取りこぼすことなく結果につなげた。
19日の表彰式出席のため同日の帰国予定が延期。繁忙期と重なり帰国便が流動的な中で、異例の成田空港記者会見の実施が決まるなど周囲は慌ただしいが、2人は冷静だ。小椋は「中国は打っても拾ってくる。もっと攻撃パターンを増やしたり体力もつけないと」と前を向いた。今大会で得た明暗の経験は必ずや北京五輪表彰台への布石になる。
【日刊スポーツ】




