いつものように1人1人、名前を読み上げていく反町監督。その口から、最後まで「平山」の名前は出てこなかった。
「お望み通りの質問でありがとうございます」。平山についての質問に指揮官はニヤリ。「1枚2枚皮がむけた選手がいる中、相太に関しては、まだ1枚むけてきてないのかなと思った。これまで貢献してきてもらったが実力社会。ガムシャラになって、再び呼ばれるという気持ちでやってほしい」と続けた。
欧州クラブ所属時や出場停止などを除けば、過去にほとんどない反町ジャパンでの平山の招集外。しかも、アンゴラA代表との試合は「北京で戦えるメンバーを見つけ出すために、この試合がある」と指揮官も重視する舞台だ。前日20日のナビスコ杯・清水戦では今季1号も決めた平山。2月の米国遠征に続き当確と思われたが、厳しい現実をたたきつけられた。
2次予選では活躍したが、昨年11月の北京五輪最終予選・サウジアラビア戦はベンチ外になるなど尻すぼみ。FC東京でも完全なレギュラーはつかめていない。代わって招集の豊田は同じ長身FW。平山が背負ってきたエース番号9も与えられた。5月のトゥーロン国際大会ではFW森本(カターニア)の初招集も濃厚。Jで相当な活躍がなければ、“フェードアウト”の危険すらある。まさに奮起を促す“ショック療法”を敢行といえる。
決定力不足を解消する新エース候補の登場か、平山の“皮”がむけるか。決断の行方に注目が集まる。
【サンケイスポーツ】




